家電事業を売却するフィリップスと社名を変えるソニー ソニー㈱を引き継ぐのは祖業のエレクトロニクス部門



 オランダのフィリップスが、家電部門を中国のプライベートエクイティ大手のヒルハウス・キャピタルに売却すると発表したという。
 家電を祖業とする企業が、その事業を売却するニュースを見るたびに残念と感じる。

フィリップス、調理家電など約4800億円で売却 中国の投資ファンドに(日本経済新聞)

売却するのは、油を使わず調理できる「エアフライヤー」やコーヒーマシン、空気清浄機などの家電事業だ。従業員数は7千人を抱え、20年の売上高は22億ユーロだった。電気シェーバーや電動歯ブラシ、ヘアドライヤーなどは含まない。 (出所:日本経済新聞)


日本経済新聞によれば、総額7億ユーロで15年間にわたりフィリップスや各製品のブランドを使うライセンス契約を結ぶという。
フィリップスはかつて家電大手として知られたが、すでに祖業の照明機器事業やテレビなどのデジタル家電事業を切り離し、診断機器などのヘルスケア事業への集中を鮮明にしているという。





中国と欧米の対立が激しさを増しているように感じる。
中国で事業を行う外国企業は、いや応なしに地政学的リスクの最前線に立たされるとブルームバーグがいう。

人権問題には口出すな、中国で商売するのなら-習政権の戦略に変化(ブルームバーグ)

人権問題を端にして、H&Mやナイキなどアパレル関連の不買運動が起こっているという。

大きな市場には魅力はある。今後の成長も期待できるのかもしれない。が、今の中国をそのままに受け入れてしまっていいのだろうかと感じることが多くなっている。





ソニーが4月1日、社名を変更し「ソニーグループ」が発足するという。
かつて家電が世界を席巻し、近年はゲームなど娯楽事業の好調が目立つと共同通信はいう。

「ソニーグループ」が4月に発足 社名変更、事業の連携強化 (共同通信)

祖業のエレクトロニクス事業は、ソニーエレクトロニクスが同日付で「ソニー株式会社」の商号を継承する。

ソニー、4月に社名変更へ(日本経済新聞)


かつてソニーとフィリップスが協業し、最先端の機器を開発していたことを思い出す。もうそんな協業を見ることができなくなってしまうのだろうか。

ソニーには祖業を守って欲しいものだ。人それぞれで、ソニーに対するイメージは異なるのかもしれないが、あっと驚くクールなハードを作るのがやはりソニーだろう。
ソニー㈱でドローンやEVを事業化し、大きな市場を作って欲しい。そうできると信じたい。

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