驚愕のテスラの時価総額 トヨタを追い越す そのワケは


テスラの時価総額がトヨタを抜いたと聞いて驚く。

テスラが時価総額22兆円超でトヨタを抜く、自動車メーカー世界首位に(Techcrunch)

トヨタは、年間に1000万台の自動車を生産しているのに、テスラの出荷台数は37万台を切っている。
テスラとトヨタを単純比較してはいけないのかもしれない。
Techcrunchは、こんな指摘をする。

テスラは、投資家が従来の自動車メーカーに当てはめていた法則から逃れた
自動車メーカーというよりはテクノロジー企業として見られている。アナリストの予測はCEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏の将来の製品に関する約束に注目しがちだが、それらは決して実現しないかもしれない。
出荷台数や生産台数、あるいは売上高などの四半期ごとの実績数値は、ゆっくりした足取りとなっている。 (出所:Techcrunch)


ブルームバーグは、「テスラ納車台数、市場予想上回る-株価はウォール街最高目標に接近」と伝える。

テスラの4-6月(第2四半期)納車台数は、数週間前には達成不可能とみられていた前期比増加を果たした。2日の米株式市場でテスラの株価は急伸、ウォール街最高の目標株価に近づいた。 (出所:ブルームバーグ)


前年比増とは驚きだ。ブルームバーグは、「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響で、自動車メーカーは軒並み販売台数が急減している中、テスラは健闘している」と伝える。





ロイターが、「国内新車販売6月は23%減、減少率は5月から改善 回復傾向の声も」と報じる。

コロナの影響で、国内の新車販売が落ち込むが、回復傾向と想定外の動きなのだろうか。
インバウンドは需要が蒸発し、その他の産業でも大きく影響を受ける中で、その底堅さに驚く。中でも、やはりトヨタの落ち込み幅が一番小さい。

6月の国内新車販売(軽自動車を含む)は、前年同月比約23%減の34万7371台だった。
新型コロナウイルスの影響で生産が一時休止した上、受注活動が難しい状況も続いたが4─5月に比べれば減少幅は縮小し、7月以降は回復基調が続くとの見方も出ている。
今後の動向について全軽自協は「現時点では予測できない」としつつ、緊急事態宣言期間中の受注活動が厳しかったことを考慮すると「7月以降もマイナスが続く可能性は高い」とみる。もっとも、部品流通は正常化しつつあり、生産が回復して軌道に乗れば「受注残の解消により盛り返せる部分もある」と説明。緊急事態宣言の解除以降、「徐々に客足も戻ってきている」という。 (出所:ロイター)







Forbesも、テスラの時価総額について伝える。

「テスラ、時価総額で自動車世界首位 22兆円超に」(Forbes)

興味が沸くのは、他の自動車メーカの時価総額だ。

他の自動車大手の時価総額は、フィアット・クライスラーが200億ドル、フォードが240億ドル、フェラーリが320億ドル、ゼネラル・モーターズ(GM)が360億ドル、BMWが410億ドル、ホンダが460億ドル、フォルクスワーゲンが740億ドルとなっており、テスラの時価総額はこうした競合の多くを合わせた額を上回っている。 (出所:Forbes)


テスラ、トヨタの時価総額が、それぞれ2000億ドルを超えているのに、フォルクスワーゲンでさえ、740億円足らずだ。
その差が歴然とし、この2社がとびぬけている。

Forbesも、「モルガン・スタンレーのアナリストらも同様にアンダーパフォームのレーティングを付け、投資家の多くが自動車企業運営のリスクを無視し、テスラをまるで高成長テック企業のように扱っていると警告した」と伝える。

ほんとうにそうなのだろうか。
テスラは、他の自動車メーカのように販売店を持たず「直接販売」だと聞く。
EV普及のために果敢に「充電ステーション」を整備し続けている。
その上、「ソフトウェアサービス」は適宜アップデートされ、自動運転へと着実に近づいているように見える。
それだけではない。メガソーラーを世界各地に持ち、家庭用のソーラーシステムを販売しているのが、今のテスラだ。

エネルギーテック企業へ進化するテスラ、欧州の環境規制が追い風に? (マネクリ)

社名を「テスラ・モーターズ」から「テスラ」に変更したことからもわかるように、既存の自動車メーカーとは一線を画す、業界の変革者であると言える。EVだけではなく、家庭用蓄電池や業務用蓄電池等の関連製品も手がけており、エネルギーテック企業へと進化を続けている。
また、アップルのように、その製品、顧客体験、そしてそのカリスマリーダーに対する憧れ、忠誠心、熱狂を呼び起こすテクノロジー企業である。市場の評価も単なる自動車メーカーとの比較はできないということを示唆しているのかもしれない。 (出所:マネクリ)


トヨタも単なる自動車メーカではないことは間違いない。


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