エアバスA380 短すぎた役目 最終製造機が初飛行


エアバスA380 スーパージャンボ、最大収容可能人数:853人、世界最大の旅客機だ。その生産が開始からわずか16年で終わるという。
その最終製造機が17日、初飛行を行ったとCNNが報じる。

生産終了のエアバスA380、最終製造機が初飛行を実施 南仏を離陸(CNN)

CNNによれば、行き先はドイツのハンブルク・フィンケンベルダー空港にあるエアバスの工場。そこで、この最終機体の引き渡し先であるエミレーツ航空用の塗装や装備の実装が行われるという。

A380 Emirates MSN272 First Flight_.jpg

エアバスは2年前に同機の生産終了を発表した。もともと航空会社の関心がより軽量で燃費効率に優れた航空機に移っていたところに、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が追い打ちとなり、航空会社の間ではA380の引退を前倒しする動きが相次いでいる。 (出所:CNN)


日本で初めてA380が飛行したとき搭乗した。記念品をもらい、今までそれを大切に保管していた。
もう終わりになるかと思うと、少し残念だが、空の旅が極端に減っているこのご時世やむを得ないことなのだろう。
今しばらく、超大型機の開発はないのだろうか。





新型コロナ用のワクチン接種が始まり、コロナ渦の終焉をイメージにできるようになってきたのだろうか。
米ボーイング社の2月の旅客機受注数がエアバスを上回り、新規受注数が14カ月ぶりにキャンセル数を上回ったとブルームバーグが報じる。
それによると、米ユナイテッドが2月に「737MAX」を追加で25機発注したという。

ボーイング株が上昇、2月純受注数が14カ月ぶりのプラスに(ブルームバーグ)

ボーイングの2月のジェット旅客機全体の受注数は82機。
ただ、「787ドリームライナー」の納入は4カ月連続でゼロとなり、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下で民間航空機事業の大きな損失を抑えようと取り組む中、同社が依然として厳しい状況に直面していることも浮き彫りになった。 (出所:ブルームバーグ)


戻らない大型機の需要なのだろうか。





ふと三菱重工業が開発した国産ジェット旅客機「スペースジェット(SJ、旧MRJ)」のことを思い出す。
開発中断の判断は正しかったのだろうか。

スペースジェット、開発凍結後初の失注 米エアロリース最大20機(Aviation Wire)

Aviation Wireによれば、スペースジェットの総受注数は267機あり、このうち確定受注は153機あるという。
諦めが早くないだろうか。他の製造業でも、かつて早すぎる諦めのために、市場を取り逃がした苦い経験があるはずだ。また同じ轍を踏むのだろうか。

この記事へのコメント



   

      



クラウドソーシング「ランサーズ」






クラウドソーシング「ランサーズ」