埋没するグロース市場、その時価総額はたった7兆円

金融市場では「時価総額」、企業の価値を測るモノサシといいます。 株式市場の時価総額が、日米で大きな格差があるそうです。 ニューヨーク証券取引所の時価総額は約3400兆円、東京証券取引所約700兆、アップル1社で約340兆円、グロース市場はたった約7兆円です。(出所:NEWSPICKS) ウェポン化(武器化)した資本主義:時価総額資本主義(NEWSPICKS) 記事は、「グロース市場全体でたった7兆円しかない散々たるものになっている現状」と嘆き、その要因として、「上場後の企業が時価総額を高めることに力を入れることをあまり「よし」としていない風潮がある」といいます。 そうなのでしょうか。逆に言えば、そんな企業がなぜ上場することができるのでしょうか。 上場をサポートする企業や、それまでに出資してきた投資家にセンスがないといえそうな気もします。スタートアップ経営者の健全な「野心」を適切に評価せずに、投資対象を流行り廃りで決めたりするからではないでしょうか。 もしくは、そのスタートアップに出資した投資家にも「時価総額」を大きくしようとの意識がないのかもしれません。 これ以外にも様々な要因が考えられ、色々な仮説を立てることはできると思います。 記事は、「時価総額資本主義」と、その対極にある「脱成長」を解説しています。 環境を破壊しながら経済成長続けることへの矛盾から、資本主義社会の限…

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利回り12%のドル建てジャンク債の起債が続く楽天、楽天モバイルは再建できるのだろうか

楽天グループがこのところ立て続けにドル建てジャンク債を起債しているそうです。昨年11月に5億ドルの社債を発行し、今回また4億5000万ドル(約600億円)規模の記載となるそうです。楽天Gは、苦戦するモバイル部門向けの手元資金拡充と債務返済資金の手当てを目指しているといいます。 楽天G、ドル建て債発行額4.5億ドルに増額-需要旺盛の兆し(ブルームバーグ) 記事によれば、旺盛な需要の兆しが見られること、発行額を2億5000万ドル増やしたといいます。ただ、昨年11月の5億ドルの社債は、利回りは12%もの高水準だったといいます。この調達資金は、モバイル部門向けの設備投資と債務返済に充てられたそうです。 12月のS&Pグローバル・レーティングでは、楽天Gの格付けはジャンク級(投機的水準)の「BB」に引き下げられたといいます。 高い金利が重たい負担になることはないのでしょうか。楽天モバイルの再建の行方が気になります。 一方で、三木谷社長が、イーロンマスク氏のビジネスのやり方を、アマチュアの視点から「そんなの、こうすればいいじゃん」と考えた発想で、業界の「常識」とされているものに切り込んでいくと評しています。 三木谷浩史「イーロン・マスクが日本市場に興味を抱かなかった理由」(文春オンライン) 全く自動車の技術を知らない素人が「3000個の電池をつなげれば、とても速い電気自動車が作れる」と言い始めるのは、自動車業界のスペシャリストから…

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【楽天モバイルの既視感】止まらない契約数の減少、ついに人員削減も、安いサービスで終わっていいのか

楽天グループがモバイル部門の人員の削減に着手したとブルームバーグが報じています。気になるニュースです。 モバイル事業で大規模な赤字が続く中、経費削減により財務体質を強化して外部の投資家を呼び込みたい考えといいます。 楽天Gがモバイル部門で人員削減、財務強化で投資家に配慮-関係者(ブルームバーグ) モバイル部門の業績向上は同グループの課題となっており、損失が膨らむと楽天G本体の収益に大きな打撃を与える。株価は年初来約4割下げ、時価総額は1兆1000億円程度まで減少。S&Pグローバル・レーティングは9月、楽天Gを格下げ方向の「クレジット・ウオッチ」に指定している。楽天Gは同部門について2023年の単月黒字を目指している。(出所:ブルームバーグ) 事態は深刻なのでしょうか。金融機関の間では楽天のモバイル事業売却の可否が話題となることもあったが、買い手候補がいないのではないかとの見立てになったと記事は指摘しています。 モバイル事業の営業損益の赤字が止まりません。損失幅は縮小しているようですが、契約数の減少も止まっていないようです。 ブルームバーグによれば、4-6月期は22万件減少したそうです。 ただ、利用者数の短期的な増加の可能性については「視界は不良」との見解を示す専門家もいるそうです。楽天の収益はモバイル事業の戦略にかかっていると指摘しているともいいます。 楽天の戦略が曲がり角に立たされている…

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